DIPS2.0で自動操縦ソフトのLitchi(ライチ)使用を申請する方法

DIPS2.0で自動操縦ソフトのLitchi(ライチ)使用を申請する方法について記録する。Litchi for DJI Droneはサードパーティのソフトで、DJIの主要ドローンに自動操縦機能を提供する。元々DJIにもDJI GSPRO等の自動操縦ソフトがあるも、さほど使い勝手が良いわけではなく、飛行高度指定がホームポイントからの高度しか指定できない等制約が多い。これに対しLitchiは地図の標高情報から対地高度を指定可能(指定地域の範囲限定等あり)で痒いところに手が届く設定ができ、風景動画等の撮影に機能を発揮する。このLitchiを使用して飛行するにはDIPS2.0での申請が必要である。この方法について記録する。

LitchiのDIPS申請方法を紹介したYouTube動画

動画の要点は以下の通り(5:04からDIPS解説。すでに機体承認・飛行申請が取れている前提)

  • LitchiのHPからマニュアルを入手する。
  • ユーザーガイドの「全般」〜「設定」までの11項目をPDFに印刷する。
  • DIPS2.0にログインし、「飛行許可・承認の申請書を作成する」項目から「変更申請」へ進む。
    「追加基準」と「その他詳細等入力」の2箇所を変更入力する。
  • 画面内でLitchiを使用するため変更する機体を選択し、「変更申請事由選択」欄の「機体情報」にチェックを入れる。
  • 「機体選択」をクリックし、カーソルを右にすすめ「追加基準」ボタンをクリック。
    ページ中「4ー1. 自動操縦システムを装備し、機体に設定された…..」項で、2番目の「自動操縦システムを装備している。また、機体に…..」項にチェック。
  • 「添付する写真」に「カメラ」と「Litchiからの写真」を添付。
  • 登録して次に進む。
  • 「操縦者選択」で操縦者を選択する。(通常通り)
  • 使用するマニュアルは「航空局標準マニュアル02」をそのまま使用。
  • 「次へ」をクリック。
  • 「Ⅳ. 変更申請の申請概要」に 「変更申請としてLitchiのWaypointを自動操縦として使用」と記入。
  • 「Ⅴ. その他特記事項」に「改造申請としてLitchi for DJI Droneを使用。LitchiはMini 2、Air2、…(省略)と互換性があります。LitchiはほとんどのDJI送信機と互換性があります。」等300字以内で記入。(一般的に改造事項は「改造概要」に記述するが、その項目が出ない場合は「その他特記事項」に追記する指示があった模様。)
  • 添付ファイの追加には「Litchiのユーザーガイド」のPDF、「Litchiの使用マニュアル」のPDFを添付。(ファイルサイズが10Mを超えるが場合は分割して添付)
  • 「次へ」をクリックしてすすめ、「申請の内容は間違いありませんか?」欄にチェックして、申請する。
  • 1週間ほどで許可承諾のメールがくる。


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